OB/OG訪問の「最初の壁」
- 誰を探せば良いか分からない:大学のキャリアセンターの名簿には情報が多すぎる(または、少なすぎる)。
- どんな人か分からない:名前と会社名だけでは、その人がどんなキャリアを歩み、どんな価値観を持っているのかが分からない。
- どうアプローチすれば良いか分からない:いきなり連絡して、失礼に思われないか不安。
OB/OG訪問は、企業や業界の「生の情報」に触れられる貴重な機会ですが、この「誰に会うか」という最初のステップでつまずいてしまう学生は少なくありません。
AIを活用することで、この「人探し」のプロセスを効率化し、あなたにとって本当に価値のある出会いを創出することができます。
AIを使った「理想のOB/OG」発掘術
ステップ1:AIに「理想のキャリア像」を伝える
まず、あなたが将来どのようなキャリアを歩みたいのか、その「理想像」をAIに伝えます。 これは、OB/OGを探す上での「検索条件」となります。
プロンプト例①:理想像の定義 あなたは、優秀なヘッドハンターです。 私がOB/OG訪問で会うべき、理想的な社会人を見つける手伝いをしてください。私の理想のキャリア像は以下の通りです。
- 業界:総合商社、またはIT業界の海外事業部
- 職種:新規事業開発、または海外営業
- 価値観:若いうちから裁量権を持って働きたい。社会貢献性の高い仕事がしたい。
- 大学:〇〇大学出身
ステップ2:AIに「公開情報」から候補者をリストアップさせる
次に、AIにLinkedInやX(Twitter)、ニュースリリース、インタビュー記事といった、インターネット上の「公開情報」を検索させ、ステップ1で定義した理想像に合致する候補者をリストアップさせます。
プロンプト例②:候補者の検索とリストアップ 上記の私の理想像に合致する〇〇大学出身のOB/OGを、LinkedInやX(Twitter)、Web上のニュース記事などから探し、5名の候補者をリストアップしてください。 それぞれの候補者について、以下の情報をまとめてください。
- 氏名、現在の所属企業・役職
- これまでの経歴(サマリー)
- 私の理想像と合致する点(なぜ、この人に会うべきか)
- 情報のソースとなったURL
ステップ3:AIに「アプローチ文面」を作成させる
会うべきOB/OGのリストができたら、次にその人にアプローチするための「依頼メッセージ」のドラフトをAIに作成させます。
プロンプト例③:依頼メッセージの作成 候補者リストの1位である〇〇様(株式会社△△勤務)に、OB/OG訪問を依頼するためのメッセージの文案を作成してください。 私が〇〇様のどのような点に魅力を感じ、お話を伺いたいと思ったのかが伝わるように、パーソナライズされた、熱意のある文章にしてください。 メッセージは、LinkedIn経由で送ることを想定しています。
AIによるメッセージ作成例 「初めまして。〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。突然のご連絡失礼いたします。 LinkedInで〇〇様のプロフィールを拝見し、特に、〇〇事業を立ち上げられたご経験に大変感銘を受け、ご連絡いたしました。 私自身、大学で〇〇を学んでおり、将来は〇〇という領域で社会に貢献したいと考えております。 もし可能でしたら、〇〇様が現在のキャリアを歩まれるに至った経緯や、お仕事のやりがいについて、30分ほどオンラインでお話を伺わせていただくことはできませんでしょうか。 お忙しいところ大変恐縮ですが、ご検討いただけますと幸いです。」
注意点:AIは万能ではない
- 情報の正確性:AIが提示する情報は、必ずしも最新・正確であるとは限りません。必ずソースとなったURLを確認し、情報の裏付けを取りましょう。
- 個人情報の取り扱い:OB/OGから得たプライベートな情報は、決して外部に漏らさないなど、細心の注意を払いましょう。
- 最後は「自分の言葉」で:AIが作成したメッセージは、あくまで「下書き」です。必ず自分の言葉で修正し、あなた自身の熱意を込めてから送りましょう。
まとめ
AIは、広大なインターネットの海の中から、あなたが進むべき道を照らしてくれる「灯台」のような存在です。
これまで「偶然の出会い」に頼りがちだったOB/OG訪問を、AIを使って「戦略的な人探し」へと進化させること。 それが、あなたのキャリアを、より豊かで、納得のいくものにするための、新しいアプローチです。