自己分析

Will-Can-Mustで考える自己分析|「やりたい・できる・すべき」の交点を見つける

公開日: 2025/4/20 更新日: 2025/4/20
Will-Can-Mustで考える自己分析|「やりたい・できる・すべき」の交点を見つける

自己分析の「よくある悩み」

  • やりたいこと(Will) はあるけれど、自分に できる(Can) とは思えない。
  • できること(Can) はあるけれど、それを やりたい(Will) とは思えない。
  • やりたい(Will) し、できる(Can) と思うけれど、それが企業や社会から 求められている(Must) とは思えない。

自己分析で多くの学生がこのジレンマに陥ります。 この3つの要素のバランスを取り、自分にとって最も納得感のあるキャリアの方向性を見つけ出すためのフレームワークが 「Will-Can-Must」 です。

Will-Can-Mustの図 (※画像はイメージです)

理想的なキャリアは、この3つの輪が大きく重なる領域に存在します。

ステップ1:Will(やりたいこと・ありたい姿)を明確にする

まず、あなたの「心の声」に耳を傾け、内発的な動機や価値観を言語化します。

  • どんな時に「楽しい」「充実している」と感じますか?
    • (例)新しい知識を学んでいる時、チームで目標を達成した時
  • どんな状態の自分でありたいですか?
    • (例)専門性を持ち、頼られる存在でありたい。プライベートも大切にしたい。
  • どんな社会課題に関心がありますか?
    • (例)地方の過疎化、教育格差

Willの例

  • チームで協力して、社会課題の解決に貢献したい。
  • 常に学び続け、専門性を高めていきたい。

ステップ2:Can(できること・得意なこと)を棚卸しする

次に、過去の経験を振り返り、あなたの「得意なこと」や「強み」を客観的にリストアップします。

  • 成功体験:あなたが過去に上手くできたことは何ですか?なぜ上手くいったのでしょうか?
    • (例)文化祭の企画で、意見の違うメンバーをまとめ、成功に導いた。→ 調整力、傾聴力
  • 他人からの評価:友人や家族から「〇〇が得意だね」と言われることは何ですか?
    • (例)「いつも冷静に物事を分析しているよね」→ 論理的思考力
  • 資格・スキル:TOEIC、プログラミング言語、簿記など。

Canの例

  • 意見の異なる人の間に入り、合意形成を促すことができる。(調整力)
  • 複雑な情報を整理し、分かりやすく説明することができる。(論理的思考力)

ステップ3:Must(すべきこと・求められること)を分析する

最後に、あなたが興味を持っている企業や業界が、どのような人材を「求めているのか」を分析します。

  • 企業研究:企業の採用ページにある「求める人物像」や、中期経営計画などを読み解く。
  • 業界研究:その業界が今、どのような課題に直面しているのかを調べる。
  • OB/OG訪問:現場で働く社員の方に、どのようなスキルやマインドセットが求められるかを聞く。

Mustの例(総合商社の場合)

  • 既存の枠組みにとらわれず、新しいビジネスを創造する力。
  • 文化や立場の違う人々を巻き込み、プロジェクトを推進する力。

3つの輪が重なる「スイートスポット」を探す

Will, Can, Mustの3つの要素を書き出したら、それらが重なる部分を探します。

Will, Can, Mustの重なり

  • Will:チームで社会課題の解決に貢献したい
  • Can:意見の異なる人を調整し、合意形成を促せる
  • Must:多様な関係者を巻き込み、プロジェクトを推進する力が求められている

→ 導き出されるキャリアの方向性: 「私の『調整力』という強みを活かし、総合商社という立場で、多様なステークホルダーと協力しながら、エネルギー問題や食糧問題といった、大きな社会課題の解決に挑戦したい。」

このように、3つの輪の重なりを意識することで、あなたの自己PRや志望動機は、単なる願望(Will)や自慢(Can)に留まらない、企業からの期待(Must)にも応える、説得力のあるストーリーへと進化します。

まとめ

Will, Can, Mustのフレームワークは、自己分析の精度を高めるだけでなく、入社後のキャリアを考える上でも、一生使える思考のツールです。

  • Willだけ では、夢想家で終わってしまう。
  • Canだけ では、やりがいを感じられない。
  • Mustだけ では、やらされ仕事で疲弊してしまう。

この3つのバランスを意識し、あなたにとって最も輝けるキャリアの道筋を見つけ出してください。