自己分析

「Will-Can-Must」フレームワークでキャリアの方向性を定める

公開日: 2025/11/6 更新日: 2025/11/6
「Will-Can-Must」フレームワークでキャリアの方向性を定める

あなたにとって「良い仕事」とは何か?

「やりたいこと」だけを追い求めても、生活が成り立たなければ意味がありません。 「できること」だけを続けていても、やりがいを感じられなければ長続きしません。 「すべきこと」だけをこなしていても、心が疲弊してしまいます。

あなたにとって本当に「良い仕事」とは、この3つのバランスが取れた状態にあるはずです。

「Will-Can-Must」は、この3つの要素を整理し、自分に合ったキャリアの方向性を見つけるための、シンプルかつ強力なフレームワークです。

Will-Can-Mustの3つの要素

1. Will:やりたいこと、ありたい姿

あなたの「情熱」や「興味・関心」の源泉です。 「〇〇な仕事がしたい」という具体的な職種だけでなく、「誰かを笑顔にしたい」「新しい価値を創造したい」といった、抽象的なありたい姿も含みます。

問いかける質問:

  • 時間やお金を忘れて没頭できることは何か?
  • どんな状態の時に「楽しい」「充実している」と感じるか?
  • 将来、どんな自分になっていたいか?

2. Can:できること、得意なこと

あなたの「スキル」や「強み」です。 資格や語学力といった目に見えるスキルだけでなく、コミュニケーション能力や課題解決能力といった、ポータブルスキルも含まれます。

問いかける質問:

  • 人から「ありがとう」と言われた経験は?
  • 他の人よりも、少ない労力でうまくできることは何か?
  • これまでの経験(学業、アルバイト、サークルなど)で身についた能力は?

3. Must:すべきこと、期待されていること

あなたを取り巻く「環境」からの要請です。 企業や組織から「求められる役割」や、社会の一員として「果たすべき責任」などが含まれます。 就職活動においては、「企業の事業内容や募集職種」と考えると分かりやすいでしょう。

問いかける質問:

  • 企業は、どんな人材を求めているか?
  • その企業で働くことで、社会にどのような価値を提供できるか?
  • あなたのWillやCanを、その企業は求めているか?

3つの輪が重なる部分を見つける

自己分析とは、WillとCanの輪を大きくし、その輪が重なる部分を明確にしていく作業です。 そして就職活動とは、その重なった部分と、企業のMust(求める人物像)が合致する会社を見つける旅と言えます。

  1. WillとCanの重なり: 「やりたいこと」であり、かつ「できること」。あなたの「強み」として最もアピールすべき領域です。
  2. WillとMustの重なり: 「やりたいこと」であり、かつ「求められていること」。理想的ですが、「できること(スキル)」が追いついていない可能性があります。入社後の学習意欲をアピールしましょう。
  3. CanとMustの重なり: 「できること」であり、かつ「求められていること」。即戦力として活躍できますが、「やりたいこと」とズレていると、やりがいを感じにくいかもしれません。

最も理想的なのは、Will, Can, Mustの3つの輪が大きく重なる領域です。

まとめ

Will-Can-Mustのフレームワークを使うことで、あなたは企業に対して、

「私には、これをやりたい(Will)という情熱があります。」 「そして、それを実現できる、こんな強み(Can)を持っています。」 「そしてそれは、御社が求める役割(Must)と完全に合致しています。」

という、最強の自己PRをすることができるようになります。

ぜひこのフレームワークを活用して、あなただけのキャリアの軸を見つけ、自信を持って就職活動に臨んでください。