自己PRの「締め」は、なぜ重要なのか?
自己PRは、冒頭の「結論(私の強みは〇〇です)」と、それを裏付ける「具体的なエピソード」で構成されます。 多くの学生は、この2つを語ることに集中するあまり、最後の「締め」の重要性を見落としがちです。
しかし、聞き手である面接官の記憶に最も残りやすいのは、話の最後の部分です。 ここで、いかに「この学生と一緒に働きたい」と思わせる印象を残せるかが、合否を分けると言っても過言ではありません。
やってはいけないNGな締め方
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NG例1:抽象的な宣言
- 「この強みを活かして、貴社に貢献したいです。」
- (→ 誰もが言うことであり、具体性がないため印象に残らない)
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NG例2:急に終わる
- 「…という経験から、〇〇という強みを身につけました。以上です。」
- (→ 熱意が感じられず、尻切れトンボな印象を与えてしまう)
記憶に残る自己PRの締め方3つのパターン
「貢献したい」という意思表示に、もう一言「あなたならではの言葉」を付け加えることで、自己PRは格段に魅力的になります。
パターン1:「入社後の活躍イメージ」を具体的に提示する
自分の強みが、企業のどの事業や職務で、どのように活かせるのかを具体的に語ることで、面接官に「入社後の活躍イメージ」を抱かせます。 企業研究の深さも同時にアピールできます。
- 締め方の例:
- 「…この粘り強さを活かして、貴社の〇〇という事業が直面している△△という課題に対しても、諦めずに解決策を模索し、必ず成果を出したいと考えております。」
- 「…この課題解決能力は、貴社のコンサルタントとして、クライアントの複雑な課題を解決に導く上で、必ずや活かせると確信しております。」
パターン2:「成長意欲」と「将来性」をアピールする
現時点での強みだけでなく、入社後も学び続け、成長していきたいという「謙虚な姿勢」と「将来性」を示す締め方です。
- 締め方の例:
- 「…この〇〇という強みは、まだ発展途上だと認識しております。入社後は、一日も早く貴社の戦力となるべく、△△といった領域の知識も積極的に吸収し、成長し続けたいです。」
- 「…この主体性を、まずは貴社の〇〇という業務で発揮したいと考えておりますが、将来的には、より大きな裁量を持って△△のようなプロジェクトにも挑戦させていただきたいです。」
パターン3:「仕事への価値観」や「情熱」で共感を誘う
自分の強みが、企業の理念や、その仕事のやりがいと、どのように結びついているのかを語り、感情に訴えかける締め方です。
- 締め方の例:
- 「…この『人のために行動する』という私の信条は、『〇〇』という貴社の企業理念と深く共鳴するものです。私も貴社の一員として、お客様の笑顔のために全力を尽くしたいです。」
- 「…困難な課題を乗り越え、チームで目標を達成した時の、あの喜びが忘れられません。この経験で培った協調性を活かし、貴社でもチーム一丸となって、より大きな目標を達成したいと強く願っています。」
まとめ
自己PRの締めは、あなたの「本気度」を伝える最後のチャンスです。
「私の強みは〇〇です」という事実(Fact)で始め、 「こんな経験がありました」という物語(Story)で裏付け、 そして最後に、**「だから、私はこの会社でこうなりたい」という未来への情熱(Passion)**で締めくくる。
この構成を意識すれば、あなたの自己PRは、単なるアピールを超えて、面接官の心を動かす「メッセージ」になるはずです。